外出制限が出て、学校がなくなり、この約三ヶ月間、ずっと家にいた子ども達。
つい先日、マクロン大統領からの「6月22日からは学校行くの義務!」というお達しを受け、我が家の子達も重い腰を上げて今朝学校に行きました。
日本は夏休み返上で、コロナウィルスの影響で遅れた学業の遅れを取り戻すというニュースを聞き「おぉ、さすが日本。」と思っていたのですが、フランスは外出制限が出てからしばらくしてメールが来て「今年度の学校のカリキュラムを全て完了する事は、諦めた。」という潔い事が書いてありました。
私の周りの現地校に通わせる日本人のお母さんは当然ながら「学ぶべき事を学んでいないなんて。。。」と不安がっていました。
我が家は今年は受験だったのですが、コロナウィルスの影響で、試験がなくなり、必要な提出書類すらなかなか届かないという、それどころではないえらいこっちゃの渦中にいたので、学業の不安よりも、そっちの不安のほうが大きかったです。
このままバカンス突入かと思っていたのですが、今日からクラス全員通う事になりました。
学校から「今までのように気軽に、忘れた文房具を借りるという事ができないので、絶対に忘れ物せんといてな。」というメールを事前に受け取っていたので準備にも慎重になります。ドキドキ・・・
明日着る服まで、枕元に畳んで準備しました。
案の定、息子は「ママ、靴下ない!」とか言ってました。なんでやねん。
外出制限中、人に会わないからって靴下の柄違いを自由に履いてたからなのですが、こんなところにも地味に外出制限中の気の緩みを感じます。
自宅学習中の毎日の学習はもう本当に大量で。。。
しっかりとまとめているので、それを持って学校に行きました。
5月のはじめの段階でこのプリント量。
フランスは9月からが新年度になるので、今のクラスの子ともあと10日でお別れなので、最後に学校に行けたのは子どもにとって良かったです。
「先生に、今までしっかり学んで来た事が分かるように、絶対に渡すように。」と言いながら学校に向かう途中、
息子は「フランス語、忘れてないかな。」とぽつりと不穏な事を言ってました。
あんた、オンライン授業受けてましたやん。
学校に行くと、道路に1mごとにラインが引いてあって、学校の入り口まで長い列ができていました。
おぉ、ソーシャルディスタンス。。。
子どもを送り、いつものように森を通って家に帰ると、近所の人もちょうど子どもの送りから帰ってきたところで
「清美、今が本当の三ヶ月ぶりのバカンスだよね。三ヶ月、長かったわー!」と話しかけてきました。
いや、ほんと。3ヶ月ぶりの静寂。
仕事の前に、思わず冷凍庫の中の片付けをしてしまいました。
子ども達、きっと、今日は疲れ果てて戻ってくるんだろうな。