フランスは天気が良い日が多く、庭の八重桜も咲きました。
青空にピンクが春らしいですね。
今日は、日本の友人に聞かれた、外出制限前にやっておいてよかった事について。
それは、以前のブログ「フランス外出制限で最も不安だった事」にも書いたとおり、
1)詰め物が取れた息子の歯の穴を埋める事でした。(注:歯医者さんに行くのは緊急治療のみが良いらしい。)
そして、もう絶対に子どもにフロスはしないと誓いました。
レントゲンを見ると、詰め物が一部外れて、それが歯茎に当たって痛いんだろうという話だったのでついしてしまった。
思い返せば、それが分かっていながら当日治療してくればかった歯科医に怒りすら感じます。
これ以上にやっておいてよかった事はなく、外出制限が出ても、A4用紙がどこに行ってもなかった事以外それほど困りませんでした。
A4用紙もOfficeDepotで注文したら翌日には配達されました。早い!安い!amazonではすでに高値になってました。
フランスでは、区を超えての移動は禁止になったので「お米を買えに行けない・・・」という声を当初は聞いたのですが、
ランジス市場が緊急で配達サイト「Rungis livré chez vous 」を作成し、そこでお米も購入できるようです。
フランスの外出制限が出てからの、こういうネットワーク上でのシステム構築が早くて、本当に勇気付けられます。
食材、日用品においては、こういう時に紙類がなくなるのは昭和の時代も今も、フランスも日本も同じようで、
スーパーにトイレットペーパーや、パスタ、牛乳、缶詰が外出禁止令が出たばかりの時期は姿を消して不安になったのですが、
ヴェルサイユでは、今はもうどこのスーパーも十分あります。
これは、国によって異なるんだと思いますが、フランスではこんなに早く、十分な品揃えになるんだなと心強かったです。
政府の「備蓄はしっかりあるので、買占めないように!」は本当だった。。。
でも、同時に「でも、なるべく買い物の回数を減らすためにまとめて買うように!」という発言に、
どっちやねんと思いながら、商品が少ない時は、買い占めない程度にまとめて購入していました。
そんな中でも、
外出制限前に買っておいてよかったもの。買っておけばよかったもの。
結論として、それほど困る事は、この3週間ないです。
なので、どの商品も家に1つストックがあるくらいにしています。
1)お米
理由:米があるだけで、なんだか守られているような気持ちになる。
もし食材が手に入らなくても、米と味噌と塩があればしばらくは生きていけそうな気がする。
2)庭や家で運動できるもの
理由:公園も森も封鎖され、外は公道しか出れないので、庭がある家は庭で運動する事になります。
我が家はバトミントンがあっても、羽がなかったので手作りしました。
ヴェルサイユには、庭で卓球をしている家が多いらしく、車も通らず、静まり返った通りに卓球の音が響きます。
しかも、マイ卓球台があるくらいなので、みなさんすごい上手らしく、音から感じるスピードがすごい。
我が家は卓球のラケットとボールはありますが、卓球台は高価なものなので購入せず公園で遊んでいました。しかし今は公園にも立入れず。
しかし、配達注文できます。
3)お気に入りのコーヒー豆や砂糖や塩
これも結果から言うと配達注文できます。
どうでも良い情報なのですが、我が家はいつも砂糖はしっとりとした黒糖を料理に使用しているのですが、それが近所のスーパーにはないのです。
ただ、ここまで人に会うな、外に出るな、買ったものは外に数時間置く!なんやったら洗ってから家に入れろ!と言われると配達も控えようという気持ちになります。
配達された紙も3時間くらい天日干ししてから家に入れました。
こんな状態だと、政府の「今、我々は戦争中!」という言葉を思い出し、少しでも自分と社会のために感染のリスクを減らしスーパーのものでいいやと私はなるのですが、家で料理する機会が増えるので、いつも使ってる調味料が減ると少しさみしい気持ちになります。
地味なのですが、柔軟剤もいつものがなく、しばらくは人の家のような香りがしていました。
一時期、ジャムもスーパーから姿を消したのですが、いちじくジャムだけは残っていて、フランス人はいちじくジャムがあまり好きではないという事を知りました。