子どもの学校のイベントで、自宅からえらい遠いところの劇場までスペクタクルを見に行かないといけなくて(しかも3回も)、行ってきました。
しかも日時は指定されており、絶対に行かないといけないらしい。
しかも平日の夜。
もう夜暗くなったら外に行きたくない自分ですが、息子と娘と行ってきました。
その劇場に到着すると、消防士がおり、階段にはたくさんの血痕が!なんで血まみれ!?
どうやら、息子のクラスメイトが階段でこけて、おでこが切れて流血したらしく、消防士が来ていました。
あぁ、かわいそうに。。。この階段暗いしな、気をつけな。。。と思った瞬間我が息子も転倒。
顎を打って、手当てをしていると、その日の観劇に間に合わず。劇場の人がチケットを振替てくれました。
なのでまた別の日に、そのえらい遠い劇場までまた行くことになりました。
しかも、その前日、近所に住むクラスメイトの親御さんに会って
「スペクタクルどうでした?」と聞いたら
「このスペクタクルに、一切の感動がなかった。一から十まで感動がなかった。もうなんで自分らここにおんねんやろと思ったわ。」と。
ムッシュはそんな本音トークの最中に、うちの息子の前だったとハッ!と我にかえり
「・・・・って僕は思ったけど、人によって感じかた違うしね!きっと面白いよ!」と
取り繕ってくれた。しかし、時既に遅し。
むしろそんな率直な意見が聞けて嬉しかったけど、スペクタクルに対するテンションが上がるわけがない。
そして、テンション上がらないまま振替日に劇場に到着。
そして、思った。
もうほんとやめて。
この見た目優先の安全性に欠けたデザイン。
いや、階段の境目分かんないし。
しかも、めっちゃ長い螺旋階段。
クラスで2人も怪我人出るって、おかしくない?
息子「ママ!!!決して滑らないように、ここで足をしっかり拭いて!!!」と入り口にある玄関マットレスで足をこれでもか!と闘牛士に向かう牛のように足を激しくマットに擦り付ける息子。
みんなでしっかり拭いて階段に向かおうとしたら、劇場の人に
「この前こけた子だよね?大丈夫?エレベーターあるよ。」と言われた
「エレベーターあるんかい!(そりゃあるか)」と思いながら息子に提案してみたところ
息子「ううん!大丈夫!!!やる!」とすごい決意。
もはや、スペクタクルを見に来たのか、階段を登りにきたのかすら分からない。
たかだか階段を上がるだけなのですが、苦手意識を克服しようという根性は素晴らしい。
ええぞ、息子。やりたいなら挑戦すべし。
母「いい?手すりを持って、もう片方の足が地面を捉えたらもう片方の足を離すんやで?」
息子・娘「オッケー!!!」と3人でロボットのようにぎこちなく上がって行きました。
そして、やっと見る事が出来た肝心のスペクタクルは。
前評判よりもずっと良かったです。
そもそも夢がテーマなので全体的に抽象的です。
全体をとおして良く分からないけど、なんだかオシャレ。
そして時々感動があり、でもやっぱりなんだか抽象的という夢のイメージが良く伝わってきました。
帰りも息子は階段で降りたいと言いだし、親子3人ロボットのように階段を降りました。
劇場を出た時の達成感半端なかった。
もうこれ以上怪我しないように、足早に劇場を後にする私たち。
でも、まだあと2回あるんだよね。。。
今度はこけなくて良かったね^^
むしろこのくらいで済んでよかったね。
みなさまも慌ただしい師走なので、怪我や事故にお気をつけくださいね。