· 

メリークリスマス

フランス全土でストが12月5日からはじまり、疲れ切ったままクリスマスバカンスに突入しました。

 

気がつけば今日は12月25日。

クリスマスです。ちなみにフランスでは今日は祝日です。

 

今年もあと少し。

日々の生活をこなすだけでも師走は大変なのに、どこに行っても混むし町は殺気立ってるし、学校はないしで、

ストは本当にひどいもので、すべての人を疲れさせています。

 

市から、ストで学校がないという連絡がメールで来るのですが、下の子のみ休校で、上の子はあったり。

もういっそないなら両方ないほうが親は楽。

しかも、給食があるかどうかもその日の朝ですら分からない。

フランスの小学校は、子供の送迎しないといけないので給食がない場合は、1日3回も学校まで往復しないといけないわけで

そんな事をしていると本当に1日何もできない。

 

今まで今回のストで二度、休校になったのですが、一度目は「給食はサンドイッチなどを用意します」と連絡がありました。

でも、当日の朝に学校の門のところで校長先生が「今日は給食もないし、サンドイッチもないので昼に子どもを迎えに来てください。」と

各親に伝えられる。

 

するとクラスメイトのお母さんが、「娘さん、うちでランチ一緒にどう?一人も二人も一緒だし。」とか声をかけてくれ、

あぁ、フランス人の助け合い精神はこういうストなどにより育まれてきたんだなぁと感じたり。

 

そして二度目のストの日、その日も上の子のみ学校があったので学校に子どもを送って行き「今日の給食はありますか?」と門にいた先生に質問。

 

するとなんと、

「さぁ、何も書いてないからあるんじゃない?ここは学校、そんな給食があるかなんて知るわけない。市役所に聞いて。」という返事が。

確かに市役所からメールは来るけど、サンドイッチ用意する言うてて前はなかったやないかー!前は校長が通達してたやないかー!と思いながら、もう何言っても仕方ない。

もうみんなストのせいで疲れてきてる・・・もういいや、もしもの時は迎えに行こう。

 

ちなみに、先生の名誉のために追記すると、確かに、フランスでは給食の時に子どもをみる人と、学校の先生は異なります。

子どもの給食や学校ですら、こんな調子で、それに師走の慌ただしさが加わってなんだか疲れる12月。

 

しかも、12月前後は子どもの学校のテストも多いので、親は自宅学習が大変。

さらに、娘のクラスは毎日フランス語の小テストがあるので、私も毎日それをチェックしたりとやる事多い。

 

 

私の知人も日本からパリに旅行に来る予定だったのですが、お目当てのオペラがストで休演という事で急遽取りやめていました。

 

そんな日々の慌ただしさの中、バカンスに突入し、少しほっとしています。

フランスはバカンス中は習い事もほぼ全てストップなので、その送迎がないだけでも少し時間に追われない。

 

最近は、晴れの日も多いし、それほど寒くないので、気持ち良いです。