今回は、お仕事メールの書き方について。
デザインとは関係なさそうなのですが、実はデザイン以前にとても大切なお客さまや協力会社へのメール。
私もそうなのですが、多くのデザイナーはデザイン事務所で実績を積んでからフリーランスになったり独立するので、基本的にコツコツ何かを作る職人気質な人が多いと思います。
もともと職人なので、やり取りは苦手で・・・とお客さまに言えるわけもなく、苦手分野を克服すべく日々勉強です。
しかし、デザイナーとしてデザインが出来るようになると、アートディレクター、ディレクター、起業したら営業や経理までもやらないといけないお仕事がどんどん増えてきます。
特にやり取りが多いメール。
気がついたら、デザインしている時間よりもメールを書いている時間が長くなるディレクター業。
あれ?私どんどん本業している時間が少なくなってる。は、デザイナーに限らず多くの人が経験しているはず。
でも、いつも仕事をしていて心地よいのは、やはり、即返事をくれる人で、自分もなるべくそうありたいと思っています。
海外在住のお客さまとのやり取りが多いなら、そんな日本的なメール形式など気にしなくても良いんじゃない?と考えがちですが、実は違うんです。
経験上、海外だからこそ日本の常識をもってやり取りが出来る事に価値がありますし、自分自身そういう人と仕事をしたいと思います。
ですので、常日頃からこういう本を手元において、失礼のないように気をつけています。
特に日々顔を合わせる事ができない、海外のお客さまには、メールでの印象が自分の印象になってしまいます。
丁寧な的確な文章で伝える事は、自分自身の信頼感を高める事になります。
私もまだまだで日々勉強ですが、言い訳をせず、少しづつでも意識して良い言葉を使い円滑に仕事ができるようになりたいです。
日々、成長するのはとても楽しい。
進めば、新しい扉が見えてくるのは、デザインも毎日の生活も一緒ですね。
進まないと扉も見えてこない。
デザイナーなら美しいデザインは出来て当たり前、なら、プラスアルファ心地よいやり取りが出来るようになりたいですね。
Kiyomi TANAKA
パリと日本を拠点に活動するクリエィティブディレクター&デザイナー。
日本でデザイン制作会社に勤務後、独立し日本郵政公社、帝国ホテル、JAなど大手企業や有名ホテルなどのデザインを手がける、その後、渡仏、ブランディングデザイン事務所[Fleurirdesign]設立。
ブティックやサロン、クリニックやカフェなどの立ち上げからのブランディングトータルデザインの経験も豊富です。
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