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ヨーロッパ全域でウケるデザイン。

 

随分前に、日本の方から「ヨーロッパ全域でウケるデザインを依頼できますか?」と問い合わせをいただきました。

 ヨーロッパといえども様々な国や文化があります。

 

ターゲット層を伺ったところ、性別、年代も、老若男女に設定し、幅広くする事により、間口を広げより売り上げを伸ばしたいとの事。

実は、これはけっこう多くの方がおっしゃられる事です。

気持ちはとても分かります。

 

しかしながら、例えば、一言で「日本のイメージ」にしても、フランス人だけでも日本らしさを感じるポイントというのは個々に違います。

日本でも京都の老舗が好きなのか、はたまた秋葉原なのか、東京の裏通りのネオン看板に悶えるほど日本らしさを感じるのか。

人によってそれぞれです。

 

もちろん美しいデザインという意味では、商業ベースで一定のクオリティのデザインを出す事は可能だと思います。

 

しかし、本気で海外で自社の商品を知って欲しい!愛されたい!という場合は、やはりかなり明確なイメージ戦略が必要になってきます。

そして、ターゲット層を明確にせずに、漠然とした日本らしいデザインのみで、ヨーロッパ全域で飛ぶように商品が売れるような事はまずありません。

 

誰に何を伝えたいのか?誰にどう感じてほしいのか?

 

 その根本から掘り下げていく事が、ブランディングの第一歩なので、まずターゲット層を決めて、効果的に発信していく事、競合他社との明確な差別化を図る事はとても重要だとご説明させていただきました。 

 

まずは、ターゲット層を決め、その人の気持ちになって何か欲しいのか、どんな商品なら購入したい気持ちになるのか。

そこをどこまで想像してシミュレーション出来るかが、最も大切なのがデザインの前段階で最も必要な要素だと思います。

 

 

そして、それを一緒に掘り下げて考えていくのが私の仕事だとも思います。

日本の商品は繊細で美しく、日本という国のイメージから商品に対する信頼感も強いです。

そんな世界に誇れるような商品のデザインをさせていただくのはとても光栄な事です。

 

お気軽にご相談ください。

 

フランスでは駅ごとにデザインも異なるので個性的。

住んでいる人も個性的です。