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【フランス生活日記】フランスの市場

ヴェルサイユの家の近くに出る水曜日と土曜日の市場。

とても新鮮で美味しいので、我が家は基本的に市場で買い物します。

 

毎回、買ってきた野菜を並べて下処理をします。

なんだか野菜がいっぱいだと、じんわり満たされた気持ちになりますね。

ラディッシュの葉が新鮮だと、おひたしにもできて美味しいので好き。

葉付きのこのニンジンは息子も娘も大好きで、お菓子のようにポリポリと食べます。

なので、このたくさんのニンジンも、1週間でほぼ食べ切ります。

 

いつも翌日が市場の日には食材を食べ切るようにして、3、4日分のお野菜などを買いに行きます。

いつからか、野菜屋さんが1つ買うと2つサービスしてくれるようになりました。

ジロルなども一度測りにかけて金額を出してから、追加でたっぷりと入れてくれたり。

 

 

 何よりもすごいなと思うのが、欲しい野菜を伝えても「これは新鮮じゃないので、今日はやめておいた方がいいよ。」とか、果てしなく誠実です。

そしていつも、必ず新鮮な方を渡してくれます。

 

お商売の基本はやはり誠実さなんだなぁ。

誠実な人と関わっていると、本当に気持ちいい。勉強になります。

 

特にお野菜などの食品は口に入れるものなので、やはり気持ち良いと思う人から買いたいですね。

お釣りとかちょっとごまかすような人も中にはいるので、そういうところはおいしくてもやはり足が遠のきますよね。

 

フランスの市場は活気があって、元気ももらえる場所だなといつも思います。

私も打ち合わせ後にお客様に「清美さんと話をして元気になった!ありがとう!」と言われると本当に嬉しい。

このお仕事しててよかったと思います。

そういう金銭ではない交流ができた時、豊かな気持ちになります。

 

 

Kiyomi TANAKA


パリを拠点に活動するクリエィティブディレクター&デザイナー。

自然が好きで、娘と息子とヴェルサイユで暮らしています。

 

日本でデザイン制作会社に勤務後、独立し日本郵政公社、帝国ホテル、JAなど大手企業や有名ホテルなどのデザインを手がける、その後、渡仏、ブランディングデザイン事務所[Fleurirdesign]設立。

ブティックやサロン、クリニックやカフェなどの立ち上げからのブランディングトータルデザインの経験も豊富です。