12月になり、フランスはコロナワクチンについての発表があったことは以前のブログにも書きました。
以前のブログはこちら↓
【12月3日のカステックス首相の発表を受けて】
フランスのコロナワクチン接種について世間の反応
そんななか、思いがけず内科医の先生のところに診察に行く機会があったので、先生にコロナウィルス ワクチンについての意見を聞いてみました。
結論から言うと、先生のお返事は、
・コロナウィルス ワクチンに対してそんなに怯える必要はない。
・自分は接種した方が良いと思っている。
フランスは、予防接種という方法を開発し、ワクチンを発明したルイ・パスツールさんの国のわりには、ワクチンについてあまり積極的ではないように思っていたので、先生の意見は参考になりました。
ワクチンは義務ではないので、色々な情報を得て、自分で考えていかなければいけません。
フランス人の友人から、先生ご自身も早い段階で感染していたという話を聞いたので、本当に良くなられてよかったです。
以前、息子が熱が出て7月に受診した際に、コロナウィルス検査が義務だったので受けたのですが、その時には「ヴェルサイユではここ2ヶ月コロナウィルス患者は出てないし、症状も異なるのでコロナウィルス ではないと思う。」と言われました。
今回「ヴェルサイユにコロナウィルス患者は多いですか?」と質問したら
「11月は多かったけど、12月になって減った。」というお返事でした。
息子も先生に素朴な疑問があったらしく
「どうしてお医者様になろうと思ったのですか?」と聞いたら、先生はにっこりと笑って、
「人のためになる仕事につきたいと思ったのがきっかけで、それには医者が多くの人の役に立つと思ったのでなったのだよ。君は何になりたいの?」
「僕はデザイナーになりたいんです。」
「ほぅ、いいね、どうして?」
「僕のママがデザイナーだから。それに僕は絵が上手なんです。なので、将来ママと一緒に働きたいんです。」
「そうか、それは素晴らしい!」と息子と先生は、ほくほくニコニコしていました。
先生は、診察する時にとてもとても丁寧に優しく子供達を扱ってくれるので、親としては、とてもありがたいし、嬉しくなります。
息子も「先生、ホントめちゃくちゃ優しいんだよ!手もすごく大きくていいよね。」と帰り道に言ってました。
息子は、私が足を骨折した時には「医者になる」と言い、ある時には「弁護士になる」と言い、彼の中でのヒーロー像は、いつも自分たちを守ってくれていると感じている人なんだなと思います。
子どもらしい、サッカー選手とか、宇宙飛行士とか、パイロットとか言ってるの聞いたことない。
自分の漫画を映画化させたいので、映画を作る人になりたいという時期もあありました。
いずれにせよ、お医者様にしても、弁護士の先生にしても、そういう専門職の人を、子ども自身が自分を優しく見守ってくれる存在に感じていて、そういう仕事をする方々とこのフランスで出会えてよかったねといつも子どもと話をします。
Kiyomi TANAKA
パリを拠点に活動するクリエーティブディレクター&デザイナー。
ヴェルサイユで子供2人と暮らしています。
海外での子育ては大変ですが、喜びも多いです。