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毎年やってくる9月。

やっとやっとの日曜日。

 

フランスは学校が9月始まりなので、今日はお疲れの方も多いと思います。

 

このフランスの9月の慌ただしさは、もう本当にめちゃくちゃ忙しい。

なぜなら、フランスでは親は小学校や習い事の送迎があるから。

しかも我が家は、娘がパリの中学に通うことになったので、娘はパリ、息子はヴェルサイユの小学校と別になるという。

中学からは、学生は自分で通うのですが、慣れて自分でしっかり通えるようになるまでは娘を送迎するつもりです。

 

なので、今週は朝6時に起きてヴェルサイユからパリの中学に通う娘の送迎にパリまで毎回付き合い

娘をパリに送ってからヴェルサイユに戻り息子の小学校まで送りました。

1日2往復のパリ、ヴェルサイユ間の移動でした。

 

 

仲良しの隣人Kさんが、私がどうしても無理なところをサポートしてくれたのでなんとか乗り切れた1週間でした。

もう本当にありがたい。

 

 

 

 

 

新学期の教科書のカバー貼りも上手になってきましたが、年に一度なので、コツが掴めたと思ったら忘れる。

学校の送迎に、家事、仕事とフランスの親はかなりハードで、

私と同じように一人でこれを毎日こなしている友人に

「なんかもう、毎日魂というか命削って生活してるよね。」と言うと

「うん、子育てって修行だよね。」と返ってきました。

 

昨日は土曜日でもさらにハードに。

・中学の学校説明会

・息子の日本語補修校の送迎

・子どもの習い事登録に行く

・新学期に必要なものを買いに行く

この全てを一人でこなすためには、パリ⇄ヴェルサイユ 3往復を予定してました。

 

朝から一人駆けずり回り、それでも日本語補修校に遅れてしまい、息子と向かってる時に

「ママちゃん、朝から今日は一回も抱っこしてないので、まずは抱っこしてください。」と言われました。

・・・・可愛い。

 

なんだろう。きっと多くの人が、子どものために凄く忙しい日々を送ってると思うのですが、一瞬でその疲れを癒してくれる瞬間ってありますよね。

 

そして、海外での子育てに欠かせないのはやはり友人や親しい隣人。

どんなに頑張っても私の体は一つなので、時間がかぶるとどうにもならない時に、子どもの送迎を手伝ってくれたり、もう本当にありがたいです。

 

昨日も息子の日本語補修校に行って、親友と公園で落ち合って話してると

「じゃあ、帰りは私が息子くんをうちの息子と一緒にピックしてきーちゃん家まで送ってくよ。」と言ってくれました。

家、補修校を挟んで反対方面なのに。。。

 

その後、家まで息子を送ってきてくれた友人とお茶をしながら、涙出るほど笑ってストレスも解消できました。

 

 

数年前に足を骨折して子どもの送迎が出来なくなった時も、

毎日の子どもの送迎をフランス人のクラスメイトの親御さんが曜日ごとに分けて家まで子どもを送ってくれたり、

食料品は友人が週に2度運んでくれたりしてなんとか乗り切ることが出来ました。

家族がそばにいない海外生活において友人達や、私をいつも助けてくれ相談に乗ってくれる人の存在は本当に宝物です。

 

そういえば、この骨折がなければ娘は今の中学に入ってなかったと思います。

当時娘は小学1年だったのですが、この時、私に食糧を届けてくれた友人が

子どもの日本語教育の大切さについて気づかせてくれたのです。

 

渦中にいると、余裕が無くなってくるのですが、

日本でも家族がそばにいるとは限らない訳だし、子どもの送迎が必要な日々を過ごすのも人生の中での少しの間。

いつもよりも忙しいと思うとしんどくなるので、何も考えずにこれが自分のスタンダードだと思い込もうと思います。