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【フランス生活日記】今度は学校が閉鎖!3度目のロックダウン

こんにちは。

昨日は夏日で、半袖短パンで歩いている人がいたフランス。

良い季節になってきました。

 

さてさて、先月3月31日のマクロン大統領の発表で、フランス全土が3度目のロックダウンになり、なんと今回は学校が閉鎖されることが発表されました。

1年前のデジャブ感が半端ない。。。

 

今まで1度目の外出制限以降はずっと学校はあったので、度重なる政府の発表があっても、夜間外出制限があっても、子を持つ親は「学校さえ、学校さえあればなんとかなる。。。」と話し合っていました。

 

実際、子供の宿題を見ながら家で3食作って家事もして、さらにリモートワークして経済を回すって、そりゃ無理ですよ。

そして、個人的には、子供がいると夜に出歩くことは皆無なので、夜間外出制限が驚くほど負担じゃなかった私。

 

この3月31日のマクロン大統領の発表直後、娘のクラスの連絡網は賑わい、この話題でもちきりになりました。

 

しかし娘の中学の日本語セクションではすぐに月曜日からすぐにオンライン授業もするということで安心しました。迅速すぎる対応の早さに驚きました。事前にしっかり決められていたのだと思うと頭が下がる思いです。本当に素晴らしい。

 

息子の通う小学校はどうなるのかまだ学校側からは連絡がありません。

 

息子の話では、前回同様にロックダウン中の宿題を親がプリントアウトして勉強するようなことを言っていました。

 

昨年の第1回目のロックダウンからちょうど1年が経ちました。

息子の話が本当なら、1年も経過しているのに、オンラインでの授業カリキュラム等ができておらず、やはり去年と同じ保護者への負担は大きそうです。

 

学校の年ごとの学ぶべきカリキュラムというものは、多分大まかには一緒だと思うので、この1年でそういったオンラインを通じての義務教育の学習ができるシステムができなかったのは残念です。

政府もそれどころではなかったというのも予想でき、仕方ないことなのかもしれませんが、またあの宿題プリント宿題チェックに追われる日々かと思うと正直憂鬱になりますが、実は思い返せば、1回目の外出制限個人的にはめっちゃ楽しかったです。

 

宿題は大変でしたが、毎日子供たちと庭でバトミントンをして、天気も良く、庭の花も綺麗で、なんだか良い思い出です。

 

学校がないと、規則正しい生活のルーティーンこそ大切だと、タイムスケジュール表をさっそくダウンロードしました。

 

なんとまぁ、めっちゃ可愛いので少しテンションが上がりました。

デザインってほんといかなる時も大切。

 

(ダウンロードはこちら→https://www.nissei-com.co.jp/sc_1daySchedule.jsp

 

今回のロックダウンは、第1回目の外出制限に比べ大幅に自由度があります。

 

前回は公園も森も全てクローズだったので、自然の中で一息つくと言うことも出来ませんでした。

 

今回は10キロ以内の、6時から19時までなら外出証明書も必要なく、時間も無制限ということでまだ気が楽です。

 

ただ、もちろん小さい子は遊具に集まるわけで、そこでの感染は心配なのですが、実際Versaillesの森でサイクリングをしていると、ほとんど人に出会わないので、やはり広い場所で運動できるのはありがたいです。(※2021年3月31日発表のフランスでの感染状況等は下記)

 

そして、明日の土曜日から始まる外出制限ですが週末はイースターにあたるので地域を越えての移動が許可されています。

 

別荘や遠方の家族に会っていいよと言うことなんでしょうが、海辺のホテルなどはほぼ満室で、鉄道の予約は殺到したようです。

 

これ、絶対感染者増えるやつですやん。と思うのですが、決められた制限と自由の中で日々の楽しみを見いだす事はとても大事です。

 

 

 

2021年3月31日発表のフランスでの感染状況等(在フランス日本大使館より)


数週間前から、新たな感染状況に直面している。3月頭から、英国変異株の感染拡大が加速的に悪化し、仏全土に広がっている。いずれの地域圏も例外ではない。


英国変異株は感染力が高く、致死率も高い。健康状態に問題のない60歳、50歳、更に若い世代も重症化するリスクが高く、昨年春の感染状況よりも危険な状態。現在重篤者の44%が 65歳以下である。

 

こうした状況を受け、フランス政府は3月18日、20近くの県に対して規制強化を発表した。2週間後の現在、最初の効果が見られるものの、加速的な感染拡大を前に、その効果は全く十分ではない。

 

医療機関が新型コロナウィルス以外の治療をできる限り中止することなく、より多くの重篤者を受け入れられるよう、今後数日間で更に重点的に対策を取る。

 

現在7千床以上ある重篤者向け病床を、医療分野の学生、定年退職者、ボランティア等の協力を得て1万床まで増やす。

 

Kiyomi TANAKA


パリを拠点に活動するクリエーティブディレクター&デザイナー。

日本でデザイン制作会社に勤務後、独立し日本郵政公社、帝国ホテル、JAなど大手企業や有名ホテルなどのデザインを手がける、その後、渡仏、ブランディングデザイン事務所[Fleurirdesign]設立。

ブティックやサロン、クリニックやカフェなどの立ち上げからのブランディングトータルデザインの経験も多数あります。